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111☆ 終焉

111☆ 終焉

父は、私に気付くと、すぐに笑顔で 答えてくれた。

「 遠いところを、ありがとうね…。」

「 遅くなって、ごめんね…。」

「 ありがとね〜。」

自分も、呼吸が苦しいはずなのに、ありがとうと 答えてくれる。

やがて、すぐ上の兄も、東京から 駆けつけた…。

国家公務員の兄は、仕事が休めず、年末の休みになってから、
駆けつけたのだった。

子ども達は、全員が 揃った…。

母と、子ども達四人…
それぞれに、父は、「 ありがとう。」と、お礼を述べるのであった。

倒れてから、一週間…
父は、兄や私を待っていてくれた…。

最後まで、父らしい優しい気遣いをみせてくれていた…。
家族みんなに、ありがとうと伝え、もうこれで 思い残す事はない
と、いっているようであった…。

病室には、テレビが置いてあったが、父は、「 紅白が見たい…。」と、
言って、電源を入れ、大晦日の歌合戦を しばらく見ていた…。

だが…呼吸が だんだんと苦しくなって、酸素マスクや、点滴が
必要になった…。

紅白から、ゆく年くる年になり…
2000年の年が 明けたのだった…。

父も、嬉しそうであった…。
みんなで、「 明けまして、おめでとう!」と、挨拶を交わした。

自宅は、病院から、徒歩で五分の所にある。
新年になったので、母と、すぐ上の兄、私は、自宅に帰り、
入浴の準備をしていた…。

その時、電話のベルが 鳴り響いた…。
一番上の兄からだった…。

父が、息を引き取ったとの知らせであった…。


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