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110☆ 回想

110☆ 回想

名古屋から、私鉄に乗り、約1時間…

終点の駅が、私の生まれ育った町であった…。


小さな海辺の町…

海から昇る太陽の 圧倒的な大きさと、その荘厳な姿は、

大人になっても、忘れられない感動だ…。


私の父は、中学校の国語の教師をしていた…。

とても、穏やかな 温和な人であった。

その温和な人柄が、生徒達の心を動かすのであろう…
いろいろな事情を抱えている生徒達の担任をしているのだった。


いじめや不登校、不良と呼ばれる生徒達の担当で、
父の手にかかると、みんな 良い生徒になってしまうらしい…。

私は、へぇ〜 と、思っていたが、今 思うと、なるほど…
と、納得するのである。

父には、人を包み込むような 大きな優しさが あった…。
きっと、その温かさが、生徒達に 伝わったのでは ないだろうか…。

二男は、この父が大好きで…遊びに行くと、いつも
ちょこんと、父の膝の上に乗っているのだった…。


大好きな父であった。

学校を退職してからは、趣味で続けていた 書道の道を
ひたすら、突き進んだ…。

書家としての活動も、全国的になり、私の通っていた大学の
講師もしていた。

展覧会にも、よく出品しており、日展の会友でも あった。

長く教師をしていた町の博物館には、父の作品が たくさん
所蔵されている…。

また、他にも、短歌や写真などの趣味もあり、アララギに
投稿したり、後に、歌集も出版して頂いた…。


私にとって、自慢の父であった…。

どんなに疲れていても、必ず、机に向かって 書を書いていた。
父を思い出す時、書を書いている父の姿が、真っ先に 思い浮かぶ…。

努力を 惜しまない人であった…。


その父が、人生の終わりの時を迎えようとしている…。


もう少し、話がしたかったな…

もう少し、長生きして欲しかったな…



父との思い出が、頭の中を巡っていた…。


父さん…
遅くなって、ごめんね…。
やっと、会いに来れたよ…。


病室のベッドで、横たわっている父を見て、
私は、そう つぶやいていた…。


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~ Comment ~

NoTitle

たしか、次男さんの事に
いち早く気付いたのはお父様でしたよね。

先生としてだけでなく、
人として、優しく、素敵な方だったのですね。

優しさ+冷静に物事を
見つめられる方だからこそ
気が付かれたのではないでしょうか。

そんな先生が
たくさんいてくれると
いいですね・・・。

くろくろさんへ

コメント ありがとうございます。

そうなんです。
父の事を覚えていて下さって、ありがとうございます。
嬉しいです!! (*^^*)

私は、末っ子でしたので、父に叱られた事は ないのですが、
一番目の兄や二番目の姉は、よく叱られたそうで、
小さかった頃は、父が とても恐かった…と、聞いています。

穏やかだった父にも、厳しい一面があったのですね。
四人目の末っ子になると、もう、叱る事など しなくなったのでしょうね。

私には、ラッキーだったかな…。(^^;;
叱られないから、のびのびと…でも、何も言われないから、
その分、ちゃんとしなくちゃいけないんだ…と、思う事が多かったです。

子どもに考えさせるのも、教育ですよね…。

NoTitle

くろくろさんと同じで、小説を読んでいるようです。
お父さんは、とても素敵なかたですね。愛情豊かで面倒見の良い先生って、私の幼い頃にも、いらした事を母から聞いていました。
(教会学校の先生だった方が教師で、結婚すると「書」を書いて丸額縁に入れて、くださいました。)
戦後の混乱期直後のなか、悪がきと言われた同級生は、特別な嗅覚で、お父さんのような先生を見付けていました。小学校の夏休みにに、アポなしで、川を越えて二つ先の駅の先生の所に行ったのを、思い出します。
お父さんは、そんな生徒さんの心の居場所になっていたのだと思います。

その優しさは、mioさんにも受け継がれたのですね。

下町のけんちゃん様 ♪

下町のけんちゃんさん、コメントをありがとうございました。

けんちゃんさんにも、素敵な先生がいらっしゃったのですね。
先生との大切な思い出は、忘れられないものですよね。

私の父は、長く中学校の教師をしていましたが、いつも問題を抱えている生徒の担任をしていたそうです。その話を聞いた時、私は子どもながらに、父の大きさを感じて、嬉しくなり、誇りに思ったものでした。

余談ですが…
父は、地元の小学校の教師をしていた時期もあるのですが…
「ごんぎつね」の童話作家である新美南吉氏が、父の学校に代用教員として赴任され、少しの間 一緒に働いた事があるそうです。
その頃は まだ、作家ではなかったそうですが、父いわく、「少々変わった人だった…。」そうです。(笑)

そんなご縁で、父は退職後に書家として活動をした際に、
新美南吉氏の詩をたくさん作品に残しました。
我が家にも、「鮒」と言う詩を書いた作品が残っています。
地元では、父が書いた新美南吉氏の詩の石碑が建てられました。
その場所に行くと、父に会えるような気がします。

余談でした。(笑)

けんちゃんさん、いつも温かいコメントをありがとうございます。
とても感謝しています。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

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